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佐野味噌物語

佐野味噌物語

大東京 亀戸に誕生した、佐野の原点。

昭和9年創業の佐野味噌醤油店。初代店主である祖父は、大学を卒業した後、京橋の明治屋に就職。ワインの輸入等に携わっていましたが、もともと独立心旺盛なタイプであり「自分で商売を始めよう」と思い立ちました。その際に100種類ほどの商売(米屋、酒屋、乾物屋、八百屋、魚屋、肉屋など食べ物から、本屋、靴屋、洋服屋、文具屋など)を書きだして、最後に「日本人にとって時代が変わっても味噌は必需品だろう」という考えから味噌屋をはじめる決意をしました。そうと決めたらいざ目標に向かってまっしぐら。知り合いのつてをたより都内の味噌店に修行に出向き、朝から晩までリヤカーに味噌を積んで 御用聞きをしてまわったそうです。当時たくさんいた丁稚さんの中でトップの成績を収め続けた祖父の素質を 買った味噌店の大旦那が、独立資金を貸してくれることになりました。祖父は自転車に乗って東京中を走り回り、活気あふれる亀戸に惚れ込んだのが佐野みそのはじまりです。当時、工業の街だった亀戸には、工場に勤める工員さんが沢山いて、そのまかないに作るみそ汁用に味噌の需要が多いに違いないと着目していたようです。目論見通り、亀戸での開業は大正解で、創業から1年経つころには、開店にあたって借りたお金もすべて返済し終えるほど、大盛況だったそうです。
東京都内に 4 店舗の兄弟店舗を構える味噌・醤油専門店

佐野味噌醤油 初代当主 佐野 一郎

夫婦二人三脚ではじめた味噌屋は 、ふたりを慕う従業員たちと共に繁盛店に。

その成功の裏には、祖母の頑張りもありました。 創業に向けてひた走っていた祖父は、結婚に向けても着実に歩みを進めていま した。そして創業の日、昭和 9 年 6 月 25 日の午前中、親戚や従業員さんたちが見守る中、祖母と結婚式を 挙げて、その日の午後に佐野味噌醤油を開店しました。つまり、結婚式と創業日が同じ日ということです。お店を繁盛させるために心血を注ぎ、朝 6 時に開店、夜 9 時の閉店まで働く祖父をそばで支え続けた祖母は、従業員さんたちにとっては「おかあさん」のような存在だったようです。仕事に厳しい祖父と、従業員ひとりひとりに対して自分の子ども同様にやさしく接する祖母と、二人三脚で歩んできたからこそ、佐野味噌醤油の礎が築かれたと思っています。

佐野味噌醤油 創業時の写真

日本の食文化を大切にしながら、食卓を豊かに彩っていきたい。

初代当主の時代には味噌、醤油、塩の 3 商品しか扱っていなかったのですが、 二代目の時代には、ニーズにあわせて商品数を増やしていくことに力を注ぎました。 品数を増やすといってもやみくもに何でも扱うわけではなく、味噌 と関連性のあるもの、味噌漬け、甘酒などから始め、梅干、古漬け、浅漬け、調味料、乾物などに徐々に拡げ、お客さまにさまざまな食の楽しみ方を提案しながら、商品数 500 点くらいにまで拡大していきました。 現在扱っている商品は、1,000 品目くらいですが、新たな商品を扱う際には、「佐野の理念にあっているか」を重視しています。 私たちは、日本の食文化を大切にしつつも、新しいものも受け入れて、どんどん食を楽しむことが重要だと思っています。

自然と味にこだわった、佐野の商品

味噌の魅力は、自由であること!

三代目となる私がモットーとして掲げているのは、「原点回帰」です。 といっても、味噌以外の商品を開発しないというわけではなく、食材も、人の 指向もさまざまに広がっていく中、味噌というものをもう一度見つめ直して、そ こに付加価値を見出していきたいのです。味噌は身体良く、使い勝手もいい。 何より美味しい!こんなにいい食材なのに、その良さを世の中にまだまだ普及し きれていない気がしてならないのです。味噌を核とした商品、業態には可能性 があるはず。とにかく味噌は自由です。伝統的でありながら、新しいものにも見 事に対応する、それこそが味噌の魅力だと思っています。味噌は全国に何千種 類もあり、その一つ一つにユニークな特徴があります。その数種をブレンドして 楽しむのもよし、季節によって配合や具材を変えるのもよし。気分によって器を 変えるのもよし。私がバイブルにしている『味噌汁三百六十五日』(発刊:1959 年 著者:辻嘉一)の著者が、本の中で、「味噌に合わない食材はない!」と断 言しているのですが、本当にその通りだと思っています。季節の食材、洋風な 味付け、好みの器を使って、自由に味噌を楽しむ人がもっともっと増えたら嬉し いですね。その実現のためにも、お客様との触れ合いを通して、味噌の魅力を もっともっと伝えていきたいと思っています。

佐野味噌醤油 三代目当主 佐野正明